麻婆豆腐発祥の地で麻婆豆腐を食す:成都にて
ほんのひと月ほど前に大阪在住の中国語の先生が、台風で中国行きのフライトがキャンセルになったことをとても気の毒に思った。しかし、まだどこかで他人事だと思っていたのだが、今度は自分が台風で日本に帰国出来なくなった。
昨日、昆明から成都まで飛んで、いざ成田行きの飛行機に乗ろうとチェックインカウンターに行くと、「フライトはキャンセルになった。」と言われてしまった。どうしても昨日中に帰国したかったが、どの便も満席でさらに明日の便もダメだと言われた。自分でネットで調べてみたが、いい便が見つからなかった。(ちなみにこんなに旅歩いているのに、フライトがキャンセルになったことは生まれて初めてだ。)
そこで、ふと「そうだ、マイレージを使おう!」と思い立ち、広州経由羽田行きの便を抑えた。結局、着くのは明日になるが致し方ない。
成都は麻婆豆腐の発祥の地として有名らしく、この世界的に有名になった料理の発祥の店に行ってきた。
なんというか、もう強烈な辛さと山椒の味で舌が麻痺してしまった。そして、さらに追い打ちをかけるかのように夜は四川省の名物である火鍋を食べた。
こんなもの一人で食べるものではないなと思ったが、隣の隣のテーブルに中国人女性が一人で来て、一人で颯爽と食べて帰って行くのを見て、なんだかすごいと思った。
ほぼ罰ゲームのような辛さだし、中国人も結構みんなむせているし、誰がこんなものを思いついたのだろうかと思う。
今日はこれから広州に飛んで、それからようやく日本へと帰国となる。それにしても中国は各地に色々な名物料理があり、面白い。一概に中国料理と一括りに出来ないほどのバラエティが豊富だ。
中国語をもっと上手くなって、中国各地を食べ歩くときっと楽しいだろう。日本に帰国したらまずはHSK三級でも目指して頑張ろうかなと思っている。